宇多田ヒカル『One Last Kiss』

この人は本当にすごい。聞いていたら涙がこらえなくて嗚咽が漏れるほど、心を揺さぶられる。そこまで強い言葉は使っていないのに、喪失感が伝わってくる。

歌詞用に凝縮された言葉ではなく、本当に喪失感を抱えた人間の、むしろ自然な笑顔の多い日常とそれを切り取った控えめな言葉なのだと感じられ、本当の喪失感が伝わってしまうのだと思う。

MVの映像は、自分が死ぬときに思い出す人生の走馬灯だと思う。すべてが愛しい。残るのは自然と日常で仕事ではない。でもその程度の仕事に時間も取られ精神的にも疲弊するちっぽけな人間であることもいとおしい。

部屋のソファ、クッション。悟りを開きたいわけではない。私は欲望や憎しみであふれている、醜い、でも人間ってそうなんだから仕方ない、そんな人間たちが築いた人の世がいとおしい。

反応しない練習を読み始めた。

言葉で確認する。「私は昨日の仕事の件を思い出しては憂鬱になっている。」「プライベートの時間も仕事のことを考えてしまう。」

あ、判断した。「たぶんできないやつだと思われている。」「この人何の仕事しているんだろうと思われている。」

ChatGPTが嫌だ

こういうの使いこなすのがイケてるビジネスマン、抵抗するのは頭固い人、みたいになるんだろうなぁ。。。でも理論上は、とか、やってもらえばいいとかって、地道な作業のつみかさねで得られる奥義というか真理もあると思う。手塚治虫はフリーハンドで真円描けたんだぞ、って言いたくなる。

ああ。。最近ようやくいろいろ気づいてきて、愕然としている。私はなんて馬鹿なんだろう。。具体的には自分の可能性がないことと、日本の没落になかなか気づかなかったこと。

ポテンシャルが高いとか、一時言われただけの言葉にすがって、やりたいこともないのに、斜に構えて、吟味していればそのうちどこかに行ける気がしていたのかな、、

 

何もないよ。私には何もないし、このまま待っていたって何も起こらない。

あんな可能性もある、こんな可能性もある、としたり顔して眺めているうちに、いつしか何もなくなっていた。

 

それが現実。

 

もうアラフォー。残りの人生はまだ長いけど、できること、リーチはだいたいわかってきた。

残りの人生で絶対にやりたいことを決めて一直線にがんばらないと。もう斜に構えたり余裕を見せている余裕はないよ。もがくんだ。。

 

まぁ、婚活はがんばったけど。婚活にパワー割かなきゃいけない時点でその程度だよね。キャリアにパワーは割けなくなるし。

 

でも子供はかわいいし、幸せだよ。大したことない可能性あるから、人並みの幸せを手に入れておこ、と余裕のあるうちに全力尽くしたのは、まだよかった。

カウンセラーと英会話の先生に言われたことの共通点

自分で自分をすぐジャッジしているということ。「はい、私だめですー!わかってますから!」というシャットアウトみたいな感じかな、と思う。別にそこまで言ってないよ、というかいちいち自分出してくんな、みたいな感じかも。どんな評価にも甘んじて、堂々とするようにしよう、少しでも。